KOUBE-YA@Tumblr
 私には日本一になった、という何回かの成功体験があります。セールスマンとしてもそう。ビニ本時代もそう。AVの世界でもそう。「やれば必ずやれる」という錯覚がある。だから(AV会社のダイヤモンド映像が)倒産した時も、50億円ぐらいの借金ではメゲないです。その時は年商100億円ぐらいあったから、そんなもんひとまくりだと思ってました。

 よく中小企業のおとっつぁんが「会社が倒産した。死にたい」なんてことを言うんですよ。
 あなた、どうして死にたいんですか。
 「借金があります」
 いくらですか。
 「3千万円」
 私から言うと、片腹痛いっていうんですよ。ね。前科はございますか。
 「めっそうもないです」
 私はね、倒けつ転びつ、転びつ倒けつ、前科7犯ですよ。ね。じゃあ、あなたが借金していることを世間はご存じですか。
 「いや、取引先ぐらいです」
 私はね、何百万人の方に知られていますよ。それもね、借金のカタにとられて流出した映像に、お尻の穴まで開帳しているんですよ。ね。あなたはご開帳していますか。
 「いや、冗談じゃありませんよ」
 だったら、どうして「死にたい」なんて言葉が出てくるんだと。そんな時はまず、私のことを思い出していただきたい。「村西なんかよりも俺の方がよっぽどマシだな」と。
 日本の弁護士先生だと、法廷でも結構相手の検事とやりあって、にらめっこしてくれたりする。だけど、アメリカは違うんだ。法廷ではやり合うよ。でも、終わった瞬間、「オー、ジョン」「ヘイ、スティーブ」なんて始まっちゃうんだから。「今日の法廷はどうだった」「今日は俺の負けだ」とかね。それをずっと見せられていると、どこまで裏でつながっているんだろう、とか猜疑心を持っちゃうわけ。

 私は知らなかったんだけど、アメリカには司法取引ってあるんですよ。裁判が終わった後、弁護士が検事に電話して「○万ドルでどうだ」「とんでもない」「じゃあ×万ドルで」なんて、司法取引のお金のやり取りをしてるわけです。結局、当時のレートで2千万円を超える罰金を支払って解決しました。弁護士費用に罰金、それとスタッフの給料、滞在費も全部合わせて、最終的には1億円ちょっとかかりましたね。
税務署に行ったらね、署長さんが出てきて、こう言われました。「がんばってくださいね」って。ウソだと思うでしょ。
 
 「私どもは、こういうビニ本がどこから仕入れられているか、どういうルートで来ているか、まったく興味がありません。私どもから警察に色々とお話しすることもありませんから、ご安心ください。ただ、仕入れた金額、売った金額、これだけはハッキリと正確に報告していただけませんか」と。だから、税務署もなかなかのものですよ。
君はゲームショップ「わんぱくこぞう」を憶えているか。 - ヨシ山の日常